インシチュフォーム工法とは
埋設管の老朽化問題を解決! 管内蘇生のベストパートナー、インシチュフォーム工法
インシチュフォーム(Insituform)工法は、既設管内に熱硬化性樹脂を含浸したライナーバッグを水圧もしくは空気圧にて既設管渠内に反転、または引き込みにて挿入後、温水あるいは蒸気にて樹脂を硬化させ既設管路の中にまったく新しい管路を構築する工法です。
使用するライナーバッグは、柔軟性に富み既設管の形状にとらわれることなく、曲がった管路でも施工が容易です。さらに耐久性・耐薬品性に優れているため管路の寿命を飛躍的に向上させることが出来ます。
本工法は1971年にイギリスで開発・施工されて以来、常に先進技術を導入し改良を加え、欧米をはじめ世界30数カ国で施工されています。その優れた品質と高い信頼性で総付設延長は40,000kmを越え、世界で最も豊富な実績と歴史を持つグローバルな工法です。また、現在各種開発されている反転工法による埋設管路の更新更生工法のルーツでもあります。
日本には1986年に導入され、1991年には他工法に先駆けて日本下水道事業団の技術審査証明を、2004年には本管工法、2007年には形成工法、空気反転工法、蒸気硬化を加え、2015年には、高強度ガラスライナーを追加、2017年には浸漬後曲げ試験(新たな耐薬品性試験)の審査を行い、基準達成型の分類で「更生工法のBタイプ:現場硬化管/自立管構造」となり、さらに2018年に高強度ガラスライナーは「更生工法のAタイプ:現場硬化管/自立管構造」を習得しました。
インシチュフォーム工法は豊富な材料バリエーションにより下水・上水・農業用水・工業用水などあらゆる管路の更新更生に広く利用されています。